日本各地の縁起物と、その土地の物語を。

2026.10.09 | 読了 約14分

東京で金運アップの神社めぐり|銭洗い・一粒萬倍の泉と行くべき開運日

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お金のことを、なんとなく前向きに変えたい。そんなときに行きたい東京の金運の神社を、各神社の公式サイトと観光協会の情報をもとにまとめました。あわせて、2026年10月〜2027年1月の開運日を国立天文台のデータから計算し、「いつ行くか」の考え方も紹介します。

この記事の30秒まとめ

  1. 金運の神社なら、日本橋の小網神社(銭洗いの井)、品川神社(阿那稲荷神社の一粒萬倍の御神水)、冬だけの一陽来復御守の穴八幡宮の3社。
  2. 開運日は一粒万倍日・寅の日・巳の日。ただし小網神社は、開運日や年明けの土日の参拝を控え、分散して参拝するよう呼びかけています。
  3. おすすめは「参拝は空いている日に、洗ったお金や新しい財布を使いはじめるのを開運日に」という分け方です。

金運の神さまの種類

「金運の神さま」とひとくちにいっても、もとの性格はさまざまです。今回の神社のご祭神を、公式サイトの説明で整理しました。

金運にかかわる神さまと、この記事の神社(各神社の公式サイト・辞典より)
神さまどんな神さま?この記事の神社
お稲荷さま(倉稲魂神・宇賀之売命)稲荷信仰の神。農業・商業・産業繁栄の神とされる6小網神社・品川神社・皆中稲荷神社
弁財天(市杵島比賣神)福の神の宇賀神と同一視されることが多い20小網神社
だいこく様(大己貴命)・えびす様(少彦名命)えびす様は商売繁昌・開運招福の神とされる15神田明神
大黒天七福神のひとり。東海七福神では品川神社にまつられる1023品川神社
八幡さま(應神天皇ほか)穴八幡宮の一陽来復御守は「金銀融通」の御守11穴八幡宮
en:musubiの見方

en:musubiでは、金運を「お金が増えること」よりも「お金の流れがよくなること」ととらえています。稼ぐ、使う、ためる、めぐらせる。その流れのどこを整えたいかで、行く神社を選んでみてください。

日本橋・小網神社で「銭洗い」

小網神社のはじまりは文正元年(1466)。悪疫が流行していたころ、稲穂を持った網師の翁があらわれ、その翁を小網稲荷大明神としてまつったと伝えられます1。ご祭神は倉稲魂神(お稲荷さま)、市杵島比賣神(弁財天)、福禄寿などです1。

「強運厄除の神さま」として知られ、昭和20年3月10日の東京大空襲では、社殿を含む境内の建物が戦災をまぬがれました1。今の社殿と神楽殿は昭和4年の造営で、中央区の文化財になっています1。社殿の向拝の左右には「昇り龍・降り龍」の彫刻があり、昇り龍は祈りを神さまに伝え、降り龍は神さまの恵みを授けると伝えられています2。

銭洗いの井と、洗ったお金

社殿の左側にある「銭洗いの井」で金銭を清め、財布などに入れておくと財運を授かるとされ、いまは「東京銭洗い弁天」とも呼ばれています12。そばには、舟に乗った姿の萬福舟乗弁財天がまつられ、毎年10月28日に大祭が行われます2。

公式サイトには、洗いかたの細かい手順や、洗ったお金の使い道の決まりは書かれていません2。

まずは社殿でお参りをすませてから、銭洗いへ。うしろに人が並んでいたら手早く、ほかの人のじゃまにならないよう静かに清めましょう。

授与品の頒布9時〜17時(閉門時間はなし)
郵送対応なし
最寄り駅日比谷線 人形町駅A2出口から5分
ほか浅草線 人形町駅A5出口7分・半蔵門線 水天宮前駅8番出口10分

御守や授与品の頒布は9時〜17時で、郵送はしていません4。駐車場・駐輪場はないので、電車で行きます3。

en:musubiの見方

洗ったお金は、すぐに使うか、財布にしばらく入れておくか。en:musubiのおすすめは、1枚だけ財布の小銭入れに残しておき、ほかは気持ちよく使うこと。残した1枚が「お金を大切にしよう」と思い出すお守りがわりになります。銭洗い用の小銭は、小さながま口に分けておくと、境内であわてずにすみます。

品川神社「一粒萬倍の御神水」

品川神社は、文治3年(1187)に源頼朝が安房国の洲崎明神から天比理乃咩命をむかえ、海上交通の安全と祈願成就を祈ったのが始まりです6。その後、元応元年(1319)に稲荷神(宇賀之売命)、文明10年(1478)に天王様(素盞嗚尊)がまつられました6。慶長5年(1600)には徳川家康が参拝して戦勝を祈り、明治元年には東京十社のひとつに定められています6。

境内の阿那稲荷神社は金運のパワースポットとして知られ、下社に「一粒萬倍の御神水」があります9。ここでお金を洗うと、のちに万倍になって戻ると伝えられています910。小さな「一粒守」というお守りの由来にもなっています10。

鳥居は昇り龍・下り龍の彫刻がある石造の「双龍鳥居」で、社殿へは53段の急な石段を上ります9。境内には明治初めに築かれた富士塚もあり、品川区の有形民俗文化財です8。

最寄り駅京急線 新馬場駅北口から徒歩1分
JR品川駅から徒歩15分(800m)
社務所の受付9時〜17時
七福神東海七福神の大黒天

社務所の受付は9時〜17時です7。お正月は東海七福神めぐりの期間で、元旦から成人の日まで、9時〜17時に大黒天の参詣ができます23。

品川神社の石段は急なので、ヒールよりもスニーカーやローファーが安心です。上りきって振りかえると、旧東海道の町なみを見おろせます。一粒萬倍の御神水でお金を清めたら、指先ほどの「一粒守」を財布に入れて帰るのも、この神社ならではの楽しみです。

早稲田・穴八幡宮と、冬の一陽来復

穴八幡宮の一陽来復御守は、冬至から節分までだけ授与される「金銀融通」の御守で、江戸時代の中ごろから授けられてきました11。お祀りの日は冬至・大晦日・節分のいずれかで、その日が終わる夜中の12時ちょうどに、恵方に向けて貼ります11。東西線早稲田駅3B出口から徒歩5分です12。2026年冬至〜2027年節分の日程と貼り方は一陽来復の受け方・貼り方でくわしく紹介しています。

一陽来復は、冬至から節分までの「期間限定」。秋のうちに小網神社や品川神社で金運のお参りをすませ、冬は穴八幡宮へ。季節ごとに行く神社を変えると、1年を通して金運参拝を楽しめます。

くじ運なら皆中稲荷神社、仕事運なら神田明神

新大久保の皆中稲荷神社は、天文2年(1533)に稲荷大神がまつられたのが始まりです13。寛永年間、この地に置かれた鉄砲組百人隊の与力の夢に稲荷大神があらわれ、授かった霊符を持って射撃にのぞむと百発百中だった、という話が伝わります13。そこから「皆中(みなあたる)の稲荷」と呼ばれるようになりました13。JR新大久保駅から徒歩約2分、時間は9時〜17時です14。

神田明神は天平2年(730)の創建で、江戸時代には「江戸総鎮守」として信仰を集めました15。一之宮はだいこく様(大己貴命)、二之宮はえびす様(少彦名命)、三之宮はまさかど様(平将門命)です15。えびす様は商売繁昌・開運招福の神とされます15。JR御茶ノ水駅(聖橋口)から徒歩5分です16。

宝くじやくじ運を願うなら皆中稲荷神社、仕事の成果や商売を願うなら神田明神。どちらも駅から近いので、仕事帰りや買いもののついでに寄れるのがうれしいところです。

金運参拝を活かす日と、持ち物

国立国会図書館の「日本の暦」では、一粒万倍日を、ひと粒のモミが万倍にも実る稲穂になるめでたい日とし、仕事始めや開店に吉、借金は凶としています17。辞典では、寅の日は毘沙門天の縁日18、巳の日のうち己巳(つちのとみ)の日は弁財天の縁日とされています19。

2026年10月〜2027年1月の開運日(国立天文台のデータをもとに編集部が計算)2122
月一粒万倍日寅の日巳の日
2026年10月1日(木)、11日(日)、14日(水)、23日(金)、26日(月)7日(水)、19日(月)、31日(土)10日(土)/己巳 22日(木)
11月4日(水)、7日(土)、8日(日)、19日(木)、20日(金)12日(木)、24日(火)3日(火)、15日(日)、27日(金)
12月1日(火)、2日(水)、15日(火)、16日(水)、27日(日)、28日(月)6日(日)、18日(金)、30日(水)9日(水)/己巳 21日(月)
2027年1月9日(土)、12日(火)、21日(木)、24日(日)11日(月)、23日(土)2日(土)、14日(木)、26日(火)

なかでも2026年12月16日(水)は、天赦日と一粒万倍日が重なる日です(編集部の計算)21。この日の意味は一粒万倍日にやることでくわしく紹介しています。

開運日は混む。小網神社のお願い

注意したいのは、開運日に人が集中することです。小網神社は、元旦から1月15日、1・2月の土日祝日、そして「大安」「天赦日」「一粒万倍日」「巳の日」などの開運日は参拝が集中するとして、参拝を控え、分散して参拝するよう呼びかけています5。

en:musubiの見方

そこでen:musubiがすすめたいのは、参拝は空いている平日に、開運日は「使いはじめる日」にという分け方です。神社で清めたお金を、一粒万倍日に新しい財布へ移す。寅の日に、ずっと迷っていたものを買う。暦の力は、家にいても借りられます。財布をおろす日は財布を買い替える吉日2027を参考にしてください。

  • 小銭:お賽銭や銭洗い用に。小さながま口などに分けておくと便利です。
  • 財布:新しくするなら、参拝のあとに使いはじめる日を決めておく。
  • 御朱印帳:参拝の記念に。はじめての人は金運神社でいただく御朱印のはじめ方もどうぞ。
体験メモ(公開前に書きかえ)【ここに書く】編集部が小網神社と品川神社を回った日の記録(行った曜日と時間、混み具合、石段の上り下り、洗ったお金をどうしたか)。

金運参拝の日に持っていきたいものPR

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銭洗いやお賽銭用の小銭を、財布と分けて持てる小さながま口。

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金運を招くといわれる黄色も選べる長財布。参拝のあとに新しくしたい人に。

令和九年 高島易断本暦(高島易断協同組合)

一粒万倍日や寅の日を、暦本でも確かめたい人に。

御朱印でめぐる東京の神社 週末開運さんぽ 改訂版

金運以外の神社も回ってみたくなったときのガイドに。

価格・在庫は販売ページでご確認ください。リンク先で購入されると、en:musubiに紹介料が入ることがあります。

半日モデルコース|日本橋→品川

日本橋から品川へ、金運の2社をめぐる(時間は編集部の目安)
時刻場所・移動メモ
10:00人形町駅(浅草線A5出口)徒歩7分で小網神社へ3
10:10〜10:50小網神社参拝・銭洗い。授与品は9時から4
11:00〜11:40浅草線 人形町駅→京急線 新馬場駅浅草線は京急線に乗り入れ。新馬場に止まる電車か乗換案内で確認を
11:45〜12:30品川神社新馬場駅北口から徒歩1分。53段の石段を上る79
12:30〜旧東海道の北品川を歩いて昼ごはん品川は東海道五十三次の最初の宿場町23

まとめ

小網神社の銭洗いの井は、金銭を清めて財布に収めると財運を授かるとされ、「東京銭洗い弁天」とも呼ばれます12。品川神社の阿那稲荷神社には一粒萬倍の御神水があり910、穴八幡宮の一陽来復御守は冬至から節分までの授与です11。一粒万倍日は仕事始め・開店に吉、借金は凶とされます17。小網神社は、開運日や年明けの土日の参拝を控え、分散参拝するよう呼びかけています5。

参拝は静かな日に、暦は使いはじめる日に。お金の流れを、気持ちよく整えていきましょう。

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  1. 財布を買い替える吉日2027新しい財布をおろす日を決めたい人へ

出典・参考(2026年10月確認)

  1. 小網神社 公式サイト「由緒」 https://www.koamijinja.or.jp/history/
  2. 小網神社 公式サイト「境内案内」 https://www.koamijinja.or.jp/precinct/
  3. 小網神社 公式サイト「アクセス」 https://www.koamijinja.or.jp/access/
  4. 小網神社 公式サイト「ご参拝・授与品」 https://www.koamijinja.or.jp/worship/
  5. 小網神社 公式サイト「お知らせ」(分散参拝のお願い) https://www.koamijinja.or.jp/topics/
  6. 品川神社 公式サイト「御祭神・御由緒」 https://shinagawajinja.tokyo/deity/
  7. 品川神社 公式サイト「交通案内」 https://shinagawajinja.tokyo/access/
  8. 品川神社 公式サイト「宝物・文化財」 https://shinagawajinja.tokyo/treasure/
  9. しながわ観光協会「品川神社」 https://shinagawa-kanko.or.jp/spot/shinagawajinja/
  10. しながわ観光協会「品川区内の御朱印・お守り特集~品川エリア~」 https://shinagawa-kanko.or.jp/featured/gosyuin1/
  11. 穴八幡宮 公式サイト「一陽来復御守」 https://www.anahachimanguu.jp/ichiyouraifuku/
  12. 穴八幡宮 公式サイト「アクセス」 https://www.anahachimanguu.jp/access/
  13. 皆中稲荷神社 公式サイト「皆中稲荷神社について」 https://www.kaichuinari-jinja.or.jp/about.html
  14. 皆中稲荷神社 公式サイト「交通案内」 https://www.kaichuinari-jinja.or.jp/access.html
  15. 神田明神 公式サイト「神田明神とは」 https://www.kandamyoujin.or.jp/profile/
  16. 神田明神 公式サイト「アクセス」 https://www.kandamyoujin.or.jp/access/
  17. 国立国会図書館「日本の暦」第3章 吉凶を表す言葉④その他(一粒万倍日) https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s6.html
  18. コトバンク「寅の日」(精選版 日本国語大辞典) https://kotobank.jp/word/%E5%AF%85%E3%81%AE%E6%97%A5-343778
  19. コトバンク「巳の日」(精選版 日本国語大辞典) https://kotobank.jp/word/%E5%B7%B3%E3%81%AE%E6%97%A5-2084509
  20. コトバンク「宇賀神」(デジタル大辞泉/精選版 日本国語大辞典) https://kotobank.jp/word/%E5%AE%87%E8%B3%80%E7%A5%9E-439055
  21. 国立天文台 暦要項 令和8年(2026)二十四節気および雑節 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2026/rekiyou262.html
  22. 国立天文台 暦要項 令和9年(2027)二十四節気および雑節 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2027/rekiyou272.html
  23. 品川神社 公式サイト「東京十社・東海七福神」 https://shinagawajinja.tokyo/shrine/

ご祭神・由緒・受付時間・アクセスは、各神社と自治体・観光協会の公式サイトで確認した内容です。開運日の日付は、国立天文台が公表している二十四節気と朔のデータをもとに、en:musubi編集部が伝統的な暦注の決まりにあてはめて計算しました。暦注やご利益は言い伝えで、効果を約束するものではありません。移動の所要時間は編集部の目安です。

for you

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
明日が、すこし楽しみな一日になりますように。

縁
読みもの1本につき、印をひとつ。

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