2026.10.07 | 読了 約17分
財布を買い替える吉日2027|金運が上がる色と使い始めの儀式

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2027年に財布を新しくするなら、いつ買って、いつ使いはじめるのがいいのでしょう。この記事では、2027年の天赦日・一粒万倍日・寅の日・己巳の日を、国立天文台のデータをもとに編集部が計算して、月別の表にしました。「春財布」の由来や、財布の色と五行の関係も、辞典や原典にさかのぼって確かめています。
この記事の30秒まとめ
- 2027年のベスト3は、2月28日(日・天赦日+寅の日)、4月29日(木・祝日・天赦日+寅の日)、7月14日(水・天赦日+一粒万倍日)。
- 「春財布」は「春」と「張る」をかけた言い方。2027年の暦の春(2月4日〜5月5日)には天赦日が2回あります。
- 色は、五行で「土」の黄、「金」の白、「水」の黒が金と相性のいい色。迷ったら、2027年の色の山吹もおすすめです。
春財布・秋財布ってなに?
春財布(はるさいふ)は、辞典にものっている言葉です。デジタル大辞泉では「春に買う財布」とし、「春」が「張る(=ふくらむ)」と同じ音であることから、俗に金運を呼びこむとされる、と説明しています8。補足として、中国の風水説の考え方によるという、とも書かれています8。
いっぽう秋財布(あきざいふ)は、精選版 日本国語大辞典に「秋に縫って作る財布」とあります9。辞典の説明は季節と作る時期だけで、「秋財布は縁起がいい・悪い」といった意味は書かれていません。
では、暦のうえの「春」はいつでしょう。昔の暦の季節は、二十四節気の立春・立夏・立秋・立冬で区切ります。2027年の立春は2月4日、立夏は5月6日なので、暦の春は2月4日〜5月5日です11。この期間には、天赦日が2回(2月28日・4月29日)、一粒万倍日が15回、寅の日が8回あります(編集部の計算)。しかも立春の2月4日そのものが寅の日です。
「張る」と「実る」。春財布と秋財布は、どちらが正しいというより、お金への願い方のちがいだとen:musubiは考えています。ふくらませたい人は春、育ててきたものを実らせたい人は秋。自分の気持ちに合うほうを選べば大丈夫です。
2027年 財布の買い替え・使い始めにいい日
財布によく選ばれる日は、暦注(れきちゅう)と呼ばれる、日ごとの吉凶の言葉がもとになっています。意味と2027年の回数をまとめました。意味は国立国会図書館の資料と辞典によるもので、回数は編集部の計算です。
| 名前 | 意味(資料より) | 2027年 |
|---|---|---|
| 天赦日(てんしゃにち) | 百神が天に会合し、天が万物を許す日。万事に吉1 | 6回 |
| 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび) | ひと粒が万倍に実る日。仕事始め・開店・出金に吉、借金・借り物は凶2 | 60回 |
| 寅の日(とらのひ) | 毘沙門天の縁日45。毘沙門天は財宝を施す神として「施財天」ともいわれる6 | 30回 |
| 己巳の日(つちのとみのひ) | 巳の日は弁財天の縁日5。己巳は巳の日のうち60日に1回めぐる日 | 6回 |
| 不成就日(ふじょうじゅび) | 万事不成就の日。事を起こすには良くない日2 | 48回 |
とくに財布と相性がいいといわれるのが一粒万倍日です。国立国会図書館の資料では、一粒万倍日は「出金」が吉とされています2。お金を出すのに縁起がいいのは、まいた種が実るように、使ったお金が実りになって返ってくると考えられたためと読みとれます。反対に、借金や借り物は「増える」ので凶です2。
寅の日は毘沙門天、巳の日は弁財天の縁日とされてきました5。毘沙門天は七福神のひとりで、財宝を施す神として「施財天」ともいわれます6。弁財天も、もとはインドの川の女神で、のちに財宝を授ける神として信仰されました7。どちらもお金にご縁のある神さまなので、財布の日として選ばれるようになったといわれています。
2027年の月別カレンダー
◎は一粒万倍日のうち大安と重なる日です。不成就日は「事を起こすには良くない日」とされるので2、気になる人は避けてください。表は横にスクロールできます。
| 月 | 天赦日 | 一粒万倍日(◎大安) | 寅の日 | 己巳の日 | 不成就日 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1月 | — | 1/9(土)、1/12(火)、1/21(木)、1/24(日) | 1/11(月)、1/23(土) | — | 1/6(水)、1/13(水)、1/21(木)、1/29(金) |
| 2月 | 2/28(日) | 2/2(火)、2/8(月)、2/15(月)、2/20(土)、2/27(土) | 2/4(木)、2/16(火)、2/28(日) | 2/19(金) | 2/6(土)、2/9(火)、2/17(水)、2/25(木) |
| 3月 | — | 3/4(木)、3/7(日)◎、3/12(金)、3/19(金)、3/24(水)、3/31(水) | 3/12(金)、3/24(水) | — | 3/5(金)、3/9(火)、3/17(水)、3/25(木) |
| 4月 | 4/29(木) | 4/6(火)、4/15(木)◎、4/18(日)、4/27(火)◎、4/30(金) | 4/5(月)、4/17(土)、4/29(木) | 4/20(火) | 4/2(金)、4/7(水)、4/15(木)、4/23(金) |
| 5月 | 5/15(土) | 5/12(水)、5/13(木)◎、5/24(月)、5/25(火)◎ | 5/11(火)、5/23(日) | — | 5/1(土)、5/9(日)、5/17(月)、5/25(火) |
| 6月 | — | 6/5(土)◎、6/7(月)、6/8(火)、6/19(土)、6/20(日) | 6/4(金)、6/16(水)、6/28(月) | 6/19(土) | 6/2(水)、6/9(水)、6/17(木)、6/25(金) |
| 7月 | 7/14(水) | 7/1(木)、7/2(金)、7/14(水)、7/17(土)、7/26(月)、7/29(木) | 7/10(土)、7/22(木) | — | 7/3(土)、7/9(金)、7/17(土)、7/25(日) |
| 8月 | — | 8/7(土)、8/8(日)、8/13(金)、8/20(金)、8/25(水) | 8/3(火)、8/15(日)、8/27(金) | 8/18(水) | 8/4(水)、8/12(木)、8/20(金)、8/28(土) |
| 9月 | 9/26(日) | 9/1(水)、9/6(月)、9/9(木)、9/14(火)、9/21(火)、9/26(日) | 9/8(水)、9/20(月) | — | 9/2(木)、9/10(金)、9/18(土)、9/26(日)、9/30(木) |
| 10月 | — | 10/3(日)、10/9(土)、10/18(月)、10/21(木)、10/30(土)◎ | 10/2(土)、10/14(木)、10/26(火) | 10/17(日) | 10/8(金)、10/16(土)、10/24(日) |
| 11月 | — | 11/2(火)、11/14(日)、11/15(月)、11/26(金)、11/27(土) | 11/7(日)、11/19(金) | — | 11/1(月)、11/9(火)、11/17(水)、11/25(木) |
| 12月 | 12/11(土) | 12/10(金)◎、12/11(土)、12/22(水)◎、12/23(木) | 12/1(水)、12/13(月)、12/25(土) | 12/16(木) | 12/2(木)、12/10(金)、12/18(土)、12/26(日) |
重なる日を見のがさない
いくつかの吉日が同じ日に重なることもあります。2027年の重なりを計算すると、天赦日と寅の日が重なるのは2/28(日)、4/29(木)。天赦日と一粒万倍日が重なるのは7/14(水)、9/26(日)、12/11(土)です。一粒万倍日と寅の日の重なりは3/12(金)、3/24(水)、一粒万倍日と己巳の日の重なりは6/19(土)の1日だけでした。
注意したい重なりもあります。天赦日の9月26日は不成就日とも重なり、一粒万倍日の1月21日も不成就日です。また2月28日の六曜は仏滅ですが、六曜が広く使われるようになったのは幕末以降で、天赦日や一粒万倍日とはもともと別の系統の暦注です3。4月29日は昭和の日で、国民の祝日です13。
編集部が選ぶ、2027年の財布の日ベスト3
- 2月28日(日)天赦日+寅の日:暦の春に入って最初の天赦日。日曜日なので、買いに行く日にも、使いはじめる日にもできます。
- 4月29日(木・祝)天赦日+寅の日:春財布の季節のうちの、もう1回の天赦日。祝日でゆっくりお店を回れます。
- 7月14日(水)天赦日+一粒万倍日:2027年で最初の「天赦日と一粒万倍日の重なり」。春を逃した人や、夏のボーナスで買い替える人に。
en:musubiのおすすめは、「買う日」と「使いはじめる日」を分けること。たとえば3月7日(日・一粒万倍日+大安)に買いに行き、4月29日の天赦日におろす。暦の日を2回使えるので、準備の時間も楽しめます。ほかの開運日は2027年の開運日カレンダーで、一粒万倍日の意味は一粒万倍日にやることでくわしく紹介しています。
金運が上がるといわれる財布の色
財布の色の話でよく出てくるのが、中国の五行(木・火・土・金・水)の考え方です。隋の時代にまとめられた『五行大義』には「中央土黄色」とあり、土の色は黄です15。五行どうしの関係については、『春秋繁露』五行之義に「火生土,土生金,金生水」とあり、土が金を生み、金が水を生む、という順番が示されています16。
| 色 | 五行 | 「金」との関係 |
|---|---|---|
| 黄 | 土(中央) | 土生金:金を生む |
| 白 | 金(西) | 同じ金 |
| 黒 | 水(北) | 金生水:金から生まれる |
| 赤 | 火(南) | 火剋金:金に勝つ |
| 青(緑) | 木(東) | 金剋木:金が勝つ |
おもしろいのは、五行の「金」の色が金色ではなく白だということ15。黄色の財布が金運の色として人気なのは、黄が「金を生む土」の色だから、と説明できます。
黄・山吹:金を生む「土」の色。2027年の丁未(ひのとひつじ)の「未」も土なので、今年らしい色です(くわしくは2027年のラッキーカラー)。
白・ベージュ・金:五行の「金」そのものの色。やわらかいベージュや、金具のゴールドで取り入れるのも手です。
黒・紺:金から生まれる「水」の色。落ちついた色で長く使いたい人に。
茶・ピンク:五行の表にはない色ですが、茶は土を思わせる色、ピンクは赤をやわらげた色。好きな色であることも、毎日持つものには大切です。手もとの色は金運が上がるネイルの色でそろえるのもおすすめ。
形と素材の選び方
財布の形は、お金の形といっしょに変わってきました。改訂新版 世界大百科事典によると、紙を懐に入れて持ち歩く習慣は奈良時代からで、『枕草子』などに見える畳紙(たとうがみ)がそれにあたります10。「財布」という名前は元禄・宝永(1700年前後)のころの文献に見えますが、江戸時代には巾着(きんちゃく)や鼻紙袋という呼び名のほうが一般的でした10。
日本大百科全書には、江戸時代の財布は長い紺木綿を二つ折りにして首から下げるものが多く、商人は屋号入り、庶民は縞木綿のものを使ったとあります10。明治に入ると紙幣が広まって札入れが使われるようになり、がま口は明治元年(1868)に初めて作られ、明治20年ごろには袋物の中でいちばん多く作られました10。
今のお札は、一万円券が渋沢栄一、五千円券が津田梅子、千円券が北里柴三郎の肖像で、2024年7月3日に発行が始まりました17。それまでの福沢諭吉・樋口一葉・野口英世のお札も、引き続き使えます18。
- 長財布:お札を折らずに入れたい人に。カードの多い人は、仕切りの数も確かめて。
- がま口:口金でぱちんと閉じる、明治から続く形。小銭が見わたしやすく、和の柄とも合います。
- ミニ財布:キャッシュレスが中心の人に。レシートをためこまないのがコツ。

使い始めの儀式
財布の使いはじめ方には決まった作法があるわけではなく、さまざまな言い伝えがあります。ここでは、言い伝えをもとにしたen:musubiの提案として、手順をまとめました。
- 買った日のうちに、袋から出して休ませる:暗くて静かな引き出しに、ひと晩〜数日置く「寝かせる」という言い伝えがあります。
- 最初に入れるお金を用意する:手持ちのお札をきれいにそろえて入れるだけでも十分です。
- 吉日の朝に、古い財布から中身を移す:レシートやポイントカードは、このときに見なおします。
- 最初の買いものは、気持ちのいいものに:お世話になった人への贈りものや、神社のお賽銭など。
新しいお札を用意したい人は、注意点があります。日本銀行は、汚れたり傷んだりしたお札の引換えは行いますが、両替や新しいお札への単純な交換は行っていません18。また「今のお札が使えなくなる」といった誤った情報や詐欺にも注意するよう呼びかけています18。新しいお札は、ふだん使っている金融機関で相談しましょう。
古い財布の手放し方
古い財布の処分にも、決まった作法はありません。ごみの区分は、素材や大きさによって自治体ごとに決められています。住んでいるまちの分別表で確かめてから出してください。
en:musubiでは、手放す前に中をからにして、「ありがとう」と声をかけてから白い紙に包むやり方をすすめています。気になる人は、塩をひとつまみ添えても。お守りのように神社へ持っていくものではないので、気持ちの区切りを自分でつけることが大切だと考えています。
2027年の財布選びにPR
価格・在庫は販売ページでご確認ください。リンク先で購入されると、en:musubiに紹介料が入ることがあります。
この記事の暦の計算方法
干支は暦象年表の「2027年1月1日=庚辰(かのえたつ)」を基準に60日周期で求め14、二十四節気の日付で節月と季節を区切りました11。一粒万倍日は節月ごとの十二支、天赦日は季節ごとの干支(春は戊寅、夏は甲午、秋は戊申、冬は甲子)で決まります12。旧暦は朔(新月)の日を1日として数え12、六曜と不成就日を出しました。2027年1月分は公開されている暦と照合し、一致を確かめています。
まとめ
春財布は「春」と「張る」をかけた言い方で、辞典では俗に金運を呼びこむとされています8。2027年の暦の春は2月4日〜5月5日で、天赦日の2月28日・4月29日はどちらも寅の日と重なります。一粒万倍日は出金に吉2、寅の日は毘沙門天、巳の日は弁財天の縁日です5。五行では黄は金を生む土の色、白は金の色です1516。
日を選ぶ時間も、財布を育てる時間のうち。お気に入りの1つと、いい1年を始めてください。
NEXT ─ 次に読みたい
- 東京で金運アップの神社めぐり新しい財布で、お参りに行きたい人へ
- 2027年の開運日カレンダー天赦日・一粒万倍日をほかの予定にも
- 2027年のラッキーカラー財布の色を、来年の色で選びたい人へ
出典・参考(2026年10月確認)
- 国立国会図書館「日本の暦」第3章 吉凶を表す言葉③下段(天赦日) https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s5.html
- 国立国会図書館「日本の暦」第3章 吉凶を表す言葉④その他(一粒万倍日・不成就日) https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s6.html
- 国立国会図書館「日本の暦」第3章 吉凶を表す言葉①六曜 https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s3.html
- コトバンク「寅の日」(精選版 日本国語大辞典) https://kotobank.jp/word/%E5%AF%85%E3%81%AE%E6%97%A5-343778
- コトバンク「縁日」(改訂新版 世界大百科事典/日本大百科全書) https://kotobank.jp/word/%E7%B8%81%E6%97%A5-38323
- コトバンク「毘沙門天」 https://kotobank.jp/word/%E6%AF%98%E6%B2%99%E9%96%80%E5%A4%A9
- コトバンク「弁財天」 https://kotobank.jp/word/%E5%BC%81%E8%B2%A1%E5%A4%A9
- コトバンク「春財布」(デジタル大辞泉) https://kotobank.jp/word/%E6%98%A5%E8%B2%A1%E5%B8%83-675829
- コトバンク「秋財布」(精選版 日本国語大辞典) https://kotobank.jp/word/%E7%A7%8B%E8%B2%A1%E5%B8%83-2000971
- コトバンク「財布」(改訂新版 世界大百科事典/日本大百科全書ほか) https://kotobank.jp/word/%E8%B2%A1%E5%B8%83
- 国立天文台 暦要項 令和9年(2027)二十四節気および雑節 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2027/rekiyou272.html
- 国立天文台 暦要項 令和9年(2027)朔弦望 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2027/rekiyou273.html
- 国立天文台 暦要項 令和9年(2027)国民の祝日 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2027/rekiyou271.html
- 国立天文台 暦象年表 令和9年(年と元日の干支) https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/cande/pdf/cande2027.pdf
- 『五行大義』巻二・巻三(京都大学人文科学研究所 テキスト) https://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~takeda/kyoudou/gogyou/gogyoutaigi/gogyo_gogyo_03_g.html
- 『春秋繁露』五行之義(原文) https://www.zggdwx.com/fanlu/42.html
- 日本銀行「現在発行されている銀行券・貨幣」 https://www.boj.or.jp/note_tfjgs/note/valid/issue.htm
- 日本銀行「新券発行開始後の引換えに関する留意事項について」 https://www.boj.or.jp/about/services/bn/hikikae2.htm
日付・干支・六曜・暦注は、国立天文台が公表している二十四節気と朔(新月)の時刻をもとに、en:musubi編集部が伝統的な暦注の決まりにあてはめて計算しました。2027年1月分は公開されている暦と照合済みです。暦注や色の吉凶は昔からの言い伝えで、金運などの効果を約束するものではありません。「en:musubiの見方」と提案の部分は編集部の解釈です。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
明日が、すこし楽しみな一日になりますように。



