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2026.10.07 | 読了 約14分

2027年のラッキーカラー|丁未(ひのとひつじ)の年に取り入れたい色と開運コーデ

朱色・テラコッタ・山吹色のニット

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2027年(令和9年)の干支は丁未(ひのとひつじ)です1。この記事では、占い師の言葉を集めるのではなく、干支と五行の原典にさかのぼって、2027年の色を読み解きました。『史記』『説文解字』『五行大義』『礼記』などの記述を確かめたうえで、最後に編集部の解釈(en:musubiの見方)を加えています。

この記事の30秒まとめ

  1. 2027年は丁未。丁は「火の弟(ひのと)」、未は土にあたり、原典の色では火=赤、土=黄です。
  2. en:musubiのおすすめは、朱・テラコッタ・山吹の3色。火が土を育てる「火生土」の流れを、服や小物で表します。
  3. 生まれ月の十二支から、自分の五行と、2027年との相性に合わせた色の組み合わせがわかります。

2027年の干支「丁未」を原典から読む

干支は、十干と十二支の組み合わせです。十干はもともと日を10日ずつ数える呼び名、十二支は12か月の順を表す呼び名で、のちに陰陽五行説が十干に当てはめられました3。日本では陰と陽を「兄(え)」と「弟(と)」に見たて、「えと」と呼ぶようになりました3。

十干の読みと五行(国立天文台 暦Wiki「十干」より)
十干よみ五行と陰陽
甲きのえ木の兄
乙きのと木の弟
丙ひのえ火の兄
丁ひのと火の弟
戊つちのえ土の兄
己つちのと土の弟
庚かのえ金の兄
辛かのと金の弟
壬みずのえ水の兄
癸みずのと水の弟

西暦から年の干支を出すこともできます。西暦から4を引いて10で割った余りが十干(0なら甲、1なら乙…)、12で割った余りが十二支(0なら子、1なら丑…)です。2027年なら、2023を10で割った余りは3で「丁」、12で割った余りは7で「未」。国立天文台の暦象年表の「丁未」と一致します1。なお暦象年表は1月1日からその年の干支としますが、二十四節気で月を区切る考え方では、寅の月が始まる立春(2027年は2月4日)を年の境目とします12。1月1日〜2月3日ごろに生まれた人の「生まれ年の干支」が占いによってちがうのは、このためです。

丁(ひのと)|火の弟、万物がさかんに育つ

国立天文台の暦Wikiでは、丁は「ひのと」、つまり火の弟(陰の火)とされています2。2026年の丙(ひのえ)が火の兄(陽の火)だったので、2年続けて「火」の十干の年になります。干支は60通りでひとめぐりするので3、前の丁未の年は60年前の1967年(昭和42年)でした。

字の意味については、中国・前漢の歴史書『史記』の律書に「丁者,言萬物之丁壯也」とあり、丁は万物が盛んに育つことを表すと説明されています4。後漢の字書『説文解字』も、丁を「夏時萬物皆丁實」(夏に万物が実る)と説明し6、『漢書』律暦志には「大盛於丁」という言葉が見えます5。どの書も、丁を夏の盛りの勢いと結びつけています。

未(ひつじ)|旧暦6月、実って味が出る

未は十二支の8番目で、月に当てると旧暦の6月です。『史記』律書は、6月を音律の林鍾にあて、十二支の未について「萬物皆成,有滋味也」、つまり万物が実って味わいが出ると説明しています4。『説文解字』も未を「味也。六月,滋味也」としています6。『漢書』律暦志では、十二支ごとに万物の育ち方を表すなかで、未を「昧薆於未」、草木が茂って暗くおおわれるほどになる段階としています5。『説文解字』はさらに、五行では木が未の時期に老いる、とも書いています6。若い芽が育ちきって、成熟していく時期というわけです。

五行では、未は「土」に配当されます。隋の蕭吉がまとめた『五行大義』には「戊己辰戌丑未土也」とあり、十二支のうち辰・戌・丑・未が土です7。『五行大義』は中国では失われ、日本に伝わって残った書物でもあります13。

en:musubiの見方

2026年の丙午は「燃えあがる火」の年。それを受ける2027年の丁未は、燃えあがった火が暮らしを照らす灯りになり、育ててきたものが実って「味」が出てくる年、とen:musubiは読んでいます。新しく始めるより、始めたことを味わい深く育てる年です。

五行と色の対応は、どこから来たのか

五行(木・火・土・金・水)と色の対応は、古い書物にはっきり書かれています。『五行大義』の論配五色には「南方火爲赤色」「中央土黄色」とあり、火は赤、土は黄です7。

さらに古い『礼記』月令では、季節ごとに天子が着る衣の色まで決められていました。春は「衣青衣」、夏は「衣朱衣」、秋は「衣白衣」、冬は「衣黑衣」。そして夏の終わりの季夏(旧暦6月=未の月)のあとに「中央土」の節が置かれ、そこでは「衣黄衣」、黄色の衣を着るとされています8。季夏の節には「土潤溽暑」、土がうるおって蒸し暑くなる、という季節の様子も書かれています8。同じ節には「大雨時行」、大雨がときおり降るともあります8。続く「中央土」の節は「其日戊己」、土の十干の日が中心です8。未の月は、まさに「土」と「雨」の季節として描かれているのです。

月令の並びにも注目です。夏の3か月(孟夏・仲夏・季夏)はいずれも「其日丙丁」、つまり丙と丁の火の日が中心とされ、そのすぐあとに「中央土」が続きます8。火の季節から土の季節へという順番が、季節の記述そのものに組みこまれています。

五行・季節・方角・色の対応(『礼記』月令・『五行大義』より編集部作成)
五行季節方角色
木春東青(いまの緑も含む)
火夏南赤(朱)
土季夏・土用中央黄
金秋西白
水冬北黒

五行どうしの関係も原典があります。前漢の董仲舒の作とされる『春秋繁露』五行之義の冒頭には「木生火,火生土,土生金,金生水,水生木」とあり、木が火を、火が土を生むという相生(そうしょう)の順番が示されています9。反対に、水は火に、火は金に勝つといった相剋(そうこく)の関係もあります。

この考え方は、日本の暦にも入っています。日本で最初の暦は推古12年(604)に作られたと伝えられ、律令の時代には陰陽寮が暦をつくりました15。国立国会図書館の資料によると、暦注の「三伏(さんぷく)」は、夏は火の性質がもっとも盛んで、庚(かのえ)の日の金気が火に伏せられてしまうため、慎む日とされました14。火が金に勝つ「相剋」が、そのまま暦の吉凶に使われていたことがわかります。

また、六十干支を二つずつ組にして30の名前に分ける納音(なっちん)という考え方があり16、丙午と丁未の組は「天河水」、つまり天の川の水とされます。明代の命理書『三命通會』では、天の川の水が恵みの雨となって万物をうるおす、と描かれています10。

2027年のラッキーカラー(en:musubiの読み解き)

en:musubiの見方

1. 朱(しゅ)・テラコッタ:丁の「火」の色。赤そのものより、灯りのようにやわらかい朱や、焼きものの土を思わせるテラコッタが、陰の火らしい色だと考えます。

2. 山吹・からし・ベージュ:未の「土」の色。火が土を生む「火生土」の流れのとおり、2027年は朱から黄へと色をつなぐと、年の流れに乗りやすくなります。

3. 差し色に、淡い藍(あい):納音の「天河水」から。水は火に勝つ関係なので、ピアスなど小さな面積で。

朱・テラコッタ・山吹の布や器

干支は年だけでなく日にもあり、60日ごとにめぐります3。2027年に「丁未」の日にあたるのは、1月28日(木)・3月29日(月)・5月28日(金)・7月27日(火)・9月25日(土)・11月24日(水)の6日です(国立天文台の暦象年表をもとに編集部が計算)。

年と同じ干支の日に、2027年の色のものを新しくおろす。そんな小さな決めごとをつくると、色を取り入れることが1年を通した楽しみになります。

生まれ月別|あなたの五行と2027年の色

十二支は月にも当てはめられ、その月は二十四節気の「節」で区切ります。たとえば立春から啓蟄の前日までが寅の月です。誕生日が入る月の十二支から、自分の五行がわかります。区切りの日は年によって1日ほど前後するので、境目に近い人は生まれた年の暦で確かめてください(2027年の節入りは、立春2月4日・啓蟄3月6日・清明4月5日・立夏5月6日・芒種6月6日・小暑7月7日・立秋8月8日・白露9月8日・寒露10月8日・立冬11月8日・大雪12月7日・小寒1月5日)12。

誕生日の月(節月)と十二支・五行・五行の色(『五行大義』『礼記』月令にもとづく)
誕生日月の十二支五行五行の色
2月4日ごろ〜3月5日ごろ寅(とら)木青(緑)
3月6日ごろ〜4月4日ごろ卯(う)木青(緑)
4月5日ごろ〜5月5日ごろ辰(たつ)土黄
5月6日ごろ〜6月5日ごろ巳(み)火赤
6月6日ごろ〜7月6日ごろ午(うま)火赤
7月7日ごろ〜8月7日ごろ未(ひつじ)土黄
8月8日ごろ〜9月7日ごろ申(さる)金白
9月8日ごろ〜10月7日ごろ酉(とり)金白
10月8日ごろ〜11月7日ごろ戌(いぬ)土黄
11月8日ごろ〜12月6日ごろ亥(い)水黒
12月7日ごろ〜1月4日ごろ子(ね)水黒
1月5日ごろ〜2月3日ごろ丑(うし)土黄

自分の五行と2027年の「火・土」の関係を相生・相剋で整理すると、次の組み合わせが考えられます。

五行タイプ別・2027年の色の組み合わせ(en:musubiの提案)
あなたの五行2027年(火・土)との関係おすすめの組み合わせ取り入れ方
木(寅・卯月生まれ)木生火:自分が年の火を育てるグリーン×朱グリーンに朱を少し
火(巳・午月生まれ)年と同じ火(比和)朱×ベージュベージュで受け皿を
土(辰・未・戌・丑月生まれ)火生土:年の火に育てられる山吹・テラコッタ年の色をメインに
金(申・酉月生まれ)火剋金:押されやすい。土が橋渡し白×からし白に黄みをはさむ
水(亥・子月生まれ)水剋火・土剋水:ぶつかりやすい。金が橋渡し白×淡い藍白をはさみ藍は小物で

色の取り入れ方|服・小物・ネイル

  • 服:朱やテラコッタは、くすみのある色を選ぶと着まわしやすくなります。
  • 小物:山吹やからしは、バッグやスカーフで。
  • 口もと・手もと:テラコッタのリップや、ゴールドのラメネイルは、少しの面積で年の色を取り入れられます。くわしくは開運ネイルで。
  • 恋愛の場面では:色の選び方を目的別にまとめた恋愛運が上がる色とファッションもあわせてどうぞ。

土用の時期は「黄」をひとさじ

土用は立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間です11。『五行大義』にも、土は四季それぞれの終わりに18日ずつ配される、という考えが書かれています7。2027年の土用の入りは1月17日・4月17日・7月20日・10月21日です12。夏の土用は7月20日から、立秋(8月8日)の前日の8月7日までです12。

とくに夏の土用は、未の月(旧暦6月)と重なる時期。未の年の、未の月の土用は、2027年の「土」がいちばん強まるときと考えられます。この時期に黄色の小物を足すのは、en:musubiのささやかな提案です。

お部屋や手帳にも

クッションカバーを山吹に、手帳の開運日は朱色のペンで。部屋づくりは一人暮らしの風水インテリア、開運日は2027年の開運日カレンダーにまとめています。

体験メモ(公開前に書きかえ)【ここに書く】編集部が2027年の色で選んだ服や小物の写真と、着てみた感想。

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まとめ

2027年の干支は丁未1。丁は火の弟で万物が盛んに育つこと24、未は土で万物が実って味が出ること47を表します。原典の色の対応では、火は赤、土は黄78。五行の相生では火が土を生みます9。

en:musubiでは、ここから2027年の色を「朱・テラコッタ・山吹」と読み解きました。育ててきたことを、味わい深く実らせる1年に。

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  1. 2027年の開運日カレンダー色を使う日を決めたい人へ

出典・参考(2026年10月7日確認)

  1. 国立天文台 暦象年表 令和9年(年の干支:丁未) https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/cande/pdf/cande2027.pdf
  2. 国立天文台 暦Wiki「十干」 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/BDBDB4B3.html
  3. 国立国会図書館「日本の暦」第3章 干支①六十干支 https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s1.html
  4. 『史記』律書(原文) https://wenku.github.io/shiji/zh-tw/025.html
  5. 『漢書』律暦志上(維基文庫) https://zh.wikisource.org/wiki/漢書/卷021
  6. 『説文解字』丁・未(漢典の引用:丁 https://www.zdic.net/hant/丁) https://www.zdic.net/hant/未
  7. 『五行大義』巻二・巻三(京都大学人文科学研究所 テキスト) https://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~takeda/kyoudou/gogyou/gogyoutaigi/gogyo_gogyo_03_g.html
  8. 『礼記』月令(原文) https://www.zggdwx.com/liji/6.html
  9. 『春秋繁露』五行之義(原文) https://www.zggdwx.com/fanlu/42.html
  10. 『三命通會』巻一 納音(翻刻) https://sajumania.com/ebook/to01-05/to01-05-01-38.htm
  11. 国立国会図書館「日本の暦」第3章 土用 https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s7.html
  12. 国立天文台 暦要項 令和9年(2027)二十四節気および雑節 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/2027/rekiyou272.html
  13. 国立国会図書館「日本の暦」第3章 吉凶を表す言葉④その他(三伏・犯土) https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/s6.html
  14. 国立国会図書館「日本の暦」第1章 暦の渡来と普及 https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter1/s1.html
  15. コトバンク「納音」(精選版 日本国語大辞典) https://kotobank.jp/word/%E7%B4%8D%E9%9F%B3-588986
  16. コトバンク「五行大義」(ブリタニカ国際大百科事典ほか) https://kotobank.jp/word/%E4%BA%94%E8%A1%8C%E5%A4%A7%E7%BE%A9-63680

原典の文言は、記載のテキストで確認したうえで短く引用し、意味は編集部が要約しました。干支・五行と色の対応は古典にもとづく考え方で、効果を約束するものではありません。「en:musubiの見方」と書いた部分は、編集部の解釈です。

for you

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
明日が、すこし楽しみな一日になりますように。

縁
読みもの1本につき、印をひとつ。

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