日本各地の縁起物と、その土地の物語を。

2026.10.17 | 読了 約6分

長寿祝いの年齢と色の一覧|還暦・古希・喜寿・米寿の贈り物

長寿祝いの年齢と色の一覧|還暦・古希・喜寿・米寿の贈り物

ご両親やおじいさま、おばあさまの長寿のお祝い。還暦は知っていても、「古希は何歳?」「米寿の色は?」と迷うことはありませんか。長寿祝いには、それぞれの年齢に名前と由来があり、お祝いの色も伝えられてきました。この記事では、長寿祝いの年齢と色を一覧にまとめ、数え年と満年齢の考え方や、贈り物を選ぶときのヒントまでご紹介します。

和室で家族が年配の夫婦を囲んでお祝いする温かな情景
家族で囲む長寿のお祝い

長寿祝いの年齢と色の一覧

まずは、長寿祝いの名前と年齢、よく使われるお祝いの色を一覧で見てみましょう。

名前年齢名前の由来とされる話お祝いの色の例
還暦(かんれき)60歳干支がひとめぐりして生まれ年に還る赤
古希(こき)70歳杜甫の詩「人生七十古来稀なり」紫
喜寿(きじゅ)77歳「喜」の草書体が七十七に見える紫
傘寿(さんじゅ)80歳「傘」の略字が八十に見える金茶・黄
米寿(べいじゅ)88歳「米」の字を分けると八十八金茶・黄
卒寿(そつじゅ)90歳「卒」の略字「卆」が九十に見える紫
白寿(はくじゅ)99歳「百」から「一」を引くと「白」白
百寿(ひゃくじゅ)100歳百歳。紀寿とも呼ばれる白・桃

お祝いの色には決まった規則はなく、地域や家庭、お店によって紹介のされ方が異なります。たとえば、古希を藍色、喜寿を黄色とする提案もあります。色はあくまで目安として、相手の好みを大切に選ぶのがおすすめです。

年齢ごとの名前の由来

還暦:生まれた年に還る60歳

干支は、十干と十二支の組み合わせで60通りあります。60年たつと、生まれた年と同じ干支に戻ることから「暦が還る」=還暦と呼ばれます。赤いちゃんちゃんこを贈る習わしは、赤ちゃんに還って生まれ直すという意味や、赤が魔除けの色とされてきたことに由来するといわれます。

古希:唐の詩人・杜甫の詩から

古希は、中国・唐の詩人である杜甫の詩の一節「人生七十古来稀なり」に由来するとされます。七十歳まで生きる人は昔はまれだった、という意味です。いまでは70歳はまだまだお元気な方が多く、時代の移り変わりを感じますね。

喜寿・傘寿・米寿・卒寿・白寿:漢字の形から

77歳以降の長寿祝いは、漢字の形にちなんだ名前が多いのが特徴です。「喜」の草書体が「七十七」と読めること、「傘」の略字が「八十」に見えること、「米」の字が「八十八」に分けられることなど、遊び心のある由来が伝わっています。白寿は「百」から上の「一」を取ると「白」になることから、99歳のお祝いとされています。

紫色の風呂敷に包まれた贈り物と季節の花
紫は高貴な色とされてきた

数え年と満年齢、どちらで祝う?

長寿祝いは、もともと数え年で祝うものとされてきました。数え年は、生まれた年を1歳とし、お正月を迎えるたびに1歳ずつ年を重ねる数え方です。そのため、還暦は数え年で61歳、満年齢では60歳にあたります。

現在は、満年齢でお祝いすることが多くなっています。どちらで祝うかは、地域や家庭の考え方によって異なります。ご家族で相談して、皆さんが集まりやすい時期に祝うのがいちばんです。

お祝いのタイミングの例

  • 誕生日に合わせて
  • お正月やお盆など、家族が集まる時期に
  • 敬老の日に合わせて

長寿祝いの迎え方:お祝いの席を準備するときに

長寿のお祝いは、贈り物だけでなく、家族が集まる席を設けることも多いものです。準備のときに気をつけたいことをまとめました。

主役の方の気持ちを大切に

最近の60代、70代はまだまだ現役で、お元気な方がほとんどです。「年寄り扱いされたくない」と感じる方もいるかもしれません。赤いちゃんちゃんこのような伝統的なお祝いを喜ぶ方もいれば、さりげないお祝いを好む方もいます。事前に、ご本人の好みや体調をそれとなく確かめておくと安心です。

日程と場所の決め方

家族が集まりやすい週末や連休、お正月などに合わせるのがおすすめです。ご高齢の方のお祝いでは、移動の負担が少ない場所を選び、ゆっくりくつろげる個室のあるお店や、ご自宅でのお祝いも喜ばれます。

記念に残るひと工夫

  • 家族写真を撮る:お祝いの色の小物を取り入れて、全員で記念撮影を
  • 寄せ書きやメッセージを用意する:お孫さんの絵や手紙は特に喜ばれやすい
  • 思い出の写真を集める:若いころの写真をアルバムにして、昔話に花を咲かせて

お祝いの席は、ご本人がこれまで歩んできた道のりを、家族みんなでたどる時間でもあります。「おめでとう」とあわせて「ありがとう」を伝える場にしたいですね。

長寿祝いの贈り物を選ぶヒント

長寿祝いの贈り物は、「これからも元気でいてね」という気持ちを込めて選びたいものです。

  • お祝いの色を取り入れる:還暦なら赤、古希・喜寿なら紫など、お祝いの色のものを選ぶと、ひと目で長寿祝いと伝わります。ちゃんちゃんこにこだわらず、色をさりげなく取り入れた小物や器も人気です。
  • ふだん使えるものを:湯呑みやお箸、ひざ掛けなど、毎日の暮らしで使えるものは、使うたびに家族の気持ちを思い出してもらえます。
  • ふるさとの味を:生まれ故郷の名産品や、思い出の土地の味を贈るのもすてきです。
  • 家族の時間を:食事会や旅行、家族写真など、一緒に過ごす時間そのものを贈り物にする方も増えています。

のし紙をかける場合は、紅白の蝶結びの水引を選ぶのが一般的です。長寿のお祝いは「何度あってもうれしいこと」とされるためです。表書きは「祝還暦」「祝古希」「寿」などとします。

紅白の蝶結びの水引をかけた贈り物と湯呑み
蝶結びの水引で

まとめ

  • 長寿祝いは、還暦(60歳)、古希(70歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、白寿(99歳)、百寿(100歳)。
  • 名前は、干支のめぐりや漢詩、漢字の形などに由来するとされる。
  • お祝いの色は目安。還暦の赤のほか、紫や金茶などがよく使われる。
  • 本来は数え年だが、いまは満年齢で祝うことが多い。
  • 水引は紅白の蝶結び。お祝いの色や、ふだん使える品を選ぶと喜ばれやすい。

むすびのひとこと

長い年月をかけて重ねてきた日々は、それだけで尊いものですね。お祝いの席では、贈り物と一緒に「ありがとう」の言葉もぜひ添えてください。言葉にすると、ご縁はもっと深く結ばれていくものです。ご縁、むすんでおきますね。

en:musubiの長寿祝いギフト

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ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
明日が、すこし楽しみな一日になりますように。

縁
読みもの1本につき、印をひとつ。

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